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お客様が続々と詰めかけてきます。
ここまでの間に、裏方は準備が大変。大量の湯を沸かしたり、テーブルにテキストマトやお茶うけのセッティング、お盆に献杯茶わんのセット、お茶入れの準備、イタリア人スタッフに手伝ってもらう内容の指示などなど。
お水はイタリア入りしてから選んだものを使用。有機系農産物の協同組合に、交流会に行った折り見つけた水が、日本のお茶によく合いました。現地の人に協力してもらい、ペットボトルに大量の水を汲み、持ち込みました。 |
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●スタート
まずはイタリアスローフード協会国際理事ジャコモ・モヨーリ氏からひとこと。そして一園逸茶を代表して日本からやってきや茶農家の紹介。 |
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●本日のお茶の説明
「今日は、静岡県内4地域の煎茶をテイスティングしていただきます。同じ静岡茶でも、地域により味も香りも水色(すいしょく)も異なります。これが、自園茶の魅力。ワインと同じように地域の味覚、茶園の個性を楽しむお茶です。」
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●急須の説明
煎茶は急須を使って入れます。どんな急須がいいのか、なぜ急須で入れるとおいしいのか、を説明しました。
●お茶のお入れ方
お茶は、湯の温度と抽出時間により味わいが異なります。今回は急須を使って4種類の煎茶を、それぞれ異なる方法で入れました。
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●4地域のお茶と4つの入れ方
「今日はどのような入れ方をするのかというと、春、夏、秋、冬、日本の四季に合わせたお茶の入れ方をします。それぞれ湯の温度と抽出時間が異なります。同時に各季節にふさわしいお茶うけをご用意いたしましたので、召し上がってください。4つの地域の味わいとともに、4つの入れ方の違いも合わせてお楽しみください。それでは、春のお茶からお出しします。」
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お客様は、皆、真剣。
熱心に説明を聞きながら、テイスティングしていました。
●四季の煎茶とお茶うけの説明
春、夏、秋、冬の順に、お茶を入れてサービス。
●春のお茶は香りを楽しみます。
●夏のお茶は色で楽しみさっぱりと。
●秋のお茶はしつこく入れて味わいます。
●冬のお茶は心身ともにあたたまります。
お茶うけは、あらかじめキストマットの上にセッティング。4種の季節のお茶うけの下には、そのお茶うけの説明が書かれています。季節の煎茶と合わせて召し上がっていただきました。 |
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英文のテキストマット。ラミネート加工の保存版。裏面には、有機自園茶の説明、一園逸茶運動の説明、家庭で入れるおいしいお茶の入れ方、茶農家の作業風景写真など、有機茶情報満載。
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●お茶の製茶工程の説明
途中、ワークショップ専属のイタリア人コーディネーターから、お茶の製造工程の質問が入り、木原氏が説明。このワークショップではスライドが使えないので残念。言葉だけで製茶の流れの説明は困難・・・。
その他、コーディネーターからは、煎茶と番茶の違いは?新茶って何?お茶の効能は?などの質問がなされました。
お客様は皆、必死でメモを取りながら聞き入っていました。あまりのメモっぷりに、日本人スタッフ一同びっくり。「皆、すごい勢いでメモしてますね。」
●お客様からの質問
ヨーロッパでは、緑茶のティーバッグに砂糖を入れて飲むことを事前に聞いていましたが、出ました、お客様からの質問。「煎茶にはお砂糖を入れて飲みますか?」日本人スタッフ一同、思わず「ううっ〜」とブーイング。その様子で、そんなことはとんでもないことだ、とお客様に伝わったようです。ちょっとおもしろい瞬間でした。「煎茶がもったいない、。そんなことはしませんよ。だめだめ。」日本人スタッフみんなで首を横に振り。 |
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「皆さん、今日は地域の味覚の違い、急須で入れる煎茶の楽しみを体感していただきました。今日は静岡のお茶を紹介しましたが、全国各地に地域ごとに味わいがあるのです。そして、それを有機栽培で作っている自園茶農家がいるのです。」
ワークショップ終了後は、拍手喝采に包まれて、スタッフ一同ほっとひと息。頑張り甲斐がありました。日本のお茶に対する興味の深さを実感したワークショップでした。 |
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当日は100袋ほど販売用のお茶を持っていきました。「このあと、別会場で、有機自園茶を販売します。イタリアでは有機栽培の自園茶はなかなか手に入りません。是非この機会に上質な煎茶をお求めください。」とアナウンス。さて、お茶の売れ行きは?と心配もよそに、もの凄い勢いで飛ぶような売れ行き。販売スタッフの手がまわらないほどあっという間に完売。ワークショップに関わった外国人スタッフは「急須も欲しいわ。売ってもらえる?」と会場裏方に交渉している姿もありました。
日本の有機自園茶の存在を、国内外問わず、きちんと伝えていくことの大切さを改めて考えさせられました。茶農家スタッフからは「日本人に教えるよりも外国人の方が熱心に聞いてくれて楽しいね。」との感想も。そのくらいお客様の食い付きの良さが感じられたワークショップでした。
また、基本的なことですが、お茶を「飲ませて納得させる。」ということの重要さも改めて感じさせられました。「茶農家自身が、自分で作ったお茶を自分でおいしく入れて飲ませる。」ことは、何よりわかりやすく大変説得力のあることです。茶づくり同様、お茶の入れ方、飲み方、楽しみ方を追求していくことも、地域の味わいという魅力を持つ有機自園茶に必要なことだと感じました。
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